エゾフクロウは夏の間、あちこち移動を続ける鳥ですが、冬になると樹洞(じゅどう)で過ごすことが多くなります。
フクロウの写真を撮るためにはまず、樹洞の場所を知っておく必要があります。
こうして彼らのねぐらを知り、「どこの場所に何がいる」ということを見つけ出すだけでも何年もかかることがあります。野生動物は「そこに行けば必ず会える」というものではないので、動物写真には根気と時間が必要となります。
エゾフクロウのじっとしている様子は、動物写真家に求められる辛抱強さを象徴しているかのようでした。このエゾフクロウは表情がとても穏やかで、寝顔がどこか人間的だったのが印象に残っています。
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