ベニヒワは冬の間、北極圏から越冬の為に北海道に渡ってくる鳥です。まだ冬の気配が残る3月、太平洋に面した草原地帯で見つけた群れは、頭の上で何度も円を描いて飛んでいました。
夕陽が地平線に沈んでゆく直前、ベニヒワの姿を逆光越しに見ると、伸ばした翼が夕焼けに透けているのが分かりました。その夕焼けに美しく映えるところを捉えるまで、根気よく待ちながら何度もシャッターを切りました。羽ばたく瞬間を捉えたベニヒワの群れは、一羽一羽形が違います。
彼らの一瞬の姿を克明に捉え、このような表現ができるのも「写真」の大きな魅力だと思いました。
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