厳冬期の屈斜路湖で見たオオハクチョウ。とても強い風が地吹雪を起こし、一瞬辺りがホワイトアウトになる程でした。この日は風にあおられてじっと立っていることもできないほどで、とても写真撮影をしようと思える日ではなかったのですが、何とかこの厳しい風雪の中のハクチョウをうまく表現したいと思い、撮影に挑みました。
地吹雪が吹き荒れる中で翼の中に顔をうずめてじっと耐える姿は、自然界の厳しさとそこに生きる野生動物の強さを感じさせるものでした。氷の上でただひたすら嵐が過ぎ去るのを待つハクチョウの姿がとても意地らしく見えました。
この写真を見ると今でも風の音が聞こえてくるようです。
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