それは晩秋に知床半島にヒグマの撮影に行った時のことです。
彼らの姿を捜し求めて一日中森や川原を歩き回りました。陽が暮れてきた頃、気が付くと尾根の上に一頭のエゾシカがポツンと立っていました。既に冬毛に変わったこの雄ジカは胸元のふくらみと身体全体が一回り大きくなっていることで一層たくましいシルエットとなって目に映りました。
野生動物の撮影ではとにかく毎日あちこち歩き回って目的の動物を探す訳ですが、その中で時々こういった偶然に良い機会に恵まれることがあります。
そんな偶然の出逢いも動物写真の醍醐味かもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿