これはタンチョウのねぐらの夜明けを撮影する為に、まだ暗い内から待ち続け、
日の出と同時に撮影したものです。
タンチョウはキツネなどの外敵から身を守る為にこのように川の中で眠ります。
夜明けと同時に何羽かが目覚めて岸に上がってきましたが、川の中のタンチョウ
はまだ頭を羽の中に埋めて眠っています。
厳冬期の夜明けはとにかく寒く、気温は氷点下20度を下回ります。
この日も川面から立ちのぼる靄がそのまま凍り付いて、周りの樹に白い霧氷を作るような朝でした。朝日が霧氷をオレンジに染めて鮮やかでしたが、作品では色味を落としてモノクロームにしてみました。タンチョウと霧氷の美しさを引き立てる為には、他の色は不要だったからです。
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